近畿圏の学生トップチーム8校がしのぎを削る「関西大学ラグビーAリーグ」が5日に開幕。天理大学ラグビー部は、初戦の京都産業大学とのゲームを20年ぶりに制し、念願の大学選手権出場へ向けて好スタートを切った。
3年前、大学選手権に出場して以来、Aリーグの下位に低迷してきた天理大。昨年のリーグでは、32年ぶりに同志社大学相手に金星を挙げるなど、開幕2戦を連勝する順調な滑り出しだった。ところが、その後は黒星が続き、6位という結果に終わった。
今年は「ロースコアに抑えるラグビー」を目指し、春先から徹底したディフェンスの強化に取り組んだ。また、競争原理を前面に押し出し、実力のある選手は1年生でも試合に積極的に起用するなど、戦力アップに努めてきた。
宝池暢明キャプテン(4年)は「今年は各学年にリーダーを置いたことで、チーム全体に学年の壁を越えたつながりができつつある」と話す。
チームワークが向上したことで、4月から7月初めにかけての春季オープン戦では、同じAリーグ所属の大学や社会人チームに勝利を収めるなど、近年にない好調な仕上がりを見せた。
こうして迎えたリーグ開幕戦。天理大は、昨年のリーグ2位、大学選手権ベスト8の強豪・京都産業大と対戦した。
降りしきる雨のなか、天理大は前半9分と21分にバックスの素早い展開で2トライを決めた。この後、京産大に1トライを奪われるものの、4分後にゴール前30メートルのスクラムからパスを回して追加点を挙げた。
後半に入っても集中力を切らさない天理大は、20分のペナルティーゴール、31分のトライ(写真)で27‐8。そのままノーサイドとなり、京都産業大に勝利した。
試合後、小松節夫監督(45歳)は「雨の影響を心配したが、選手たちは粘り強いディフェンスに徹していたので、安心して見ていられた。昨年の反省を踏まえて、今年は開幕戦の勝利にも気を緩めず、ぜひとも大学選手権出場の切符を勝ち取りに行きたい」と意欲満々に語った。
(立教171年10月12日号)


