天理スポーツ

  • 〝猛打天理〟復活へ 13安打11得点で県予選制す 天理高野球部(10・12)

     天理高校野球部は12日、県立橿原球場で行われた秋季近畿地区大会奈良県予選の決勝で、桜井高校相手に打線が爆発。11‐1で勝利し、2年連続17回目の優勝を果たすとともに、来春のセンバツ大会出場の選考基準となる近畿大会への県予選1位通過を決めた。  今年、新チームは「バットを力強く振り抜く打線」へと大きく方向転換した。「これまで大事に打たせようとしたことを反省し、選手には強い打球を飛ばすことを意識させている。今年は打撃のチーム」と森川芳夫監督(52歳)は話す。  日ごろの打撃練習では、とにかく「自分のバッティングでしっかりと打つ」力強いスイングを徹底。どんな投手やボールに対しても、選手一人ひとりが納得できる打席になるよう、思いきり振らせているという。  そんな天理打線の”変身”は、早速この夏の練習試合で表れた。  夏休み中、天理高は連日のように練習試合をこなした。五十数試合でチームが放った本塁打数は30本強。例年の10倍を上回る。  また遠征には、そのとき最も調子のいいメンバーだけを帯同させ、選手同士の競争意識をあおってきた。  こうして迎えた秋季大会。天理高は強豪校がひしめくブロックで厳しい戦いを強いられたが、どの選手も常に好球必打の強攻。強い打球が内野手の間を抜き、また外野手の頭上を越えていく。長短打を絡めて好機を生かし、接戦をものにしてきた。  桜井高との決勝戦。1‐1の同点で迎えた4回裏に天理打線が火を噴き、一挙に4得点。6回には、「強力な打撃を買っている」(森川監督)という1年生の内野聡選手が、弾丸ライナーで右越えの2点本塁打。この試合、計13安打で11得点を挙げ、”猛打天理”の復活を強く印象づけた(写真)。  試合後、森川監督は「近畿大会では、もっといい投手が出てくるだろうが、選手たちには思いきり振らせたい。まず打線が打ち勝つことで、いい試合の流れをつくっていければ」と。  徳山靖主将(2年)は「大会でも自分たちのゲームを心がけるだけ。一戦一戦に集中したい」と意気込みを話した。

     なお、近畿大会は18日から京都の西京極球場で開催される。天理高の初戦は25日、立命館高校(京都)と。(15日記)

    (立教171年10月19日号)

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