今日はわが家の講社祭-先を楽しんでおたすけ 少しでも成人する年に-

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今日はわが家の講社祭-先を楽しんでおたすけ 少しでも成人する年に-

12月06日号

来る年の目標

神実様をお祀りしているようぼく家庭では、毎月「講社祭」が勤められる。そのひと時は、家族がそろっておつとめを勤めることはもとより、お道の教えについて話を聞くことで、心の成人を図る機会ともなる。このシリーズ企画では、あるようぼく家庭の講社祭での会長さんの〝講話〟を、テーマごとに紹介する。第11回は「来る年の目標」。

会長さん 今年も納めの講社祭を勤めさせていただきました。
何かと思うようにいかない一年でしたが、皆さん「今年の目標」は達成できましたか?

次郎 仕事で特に力を入れていたプロジェクトがあったのですが、残念ながら一時凍結中です。
目標どうこうより、まずは一年を乗りきれたという感じですね。

富子 本当に今年は気が休まらなくて……。
「積極的に人の悩みを聞く」という目標はあったのですが、なかなか機会を設けるのが難しくて、お茶会などもしばらく開けていません。

恭香 大学生活は、少し落ち着いてきました。
今年の目標の一つは「本を100冊読む」です。これが、一人でいる時間が長かったおかげで、もう達成できました。さらに時間があったので、本好きの友達を集めて「オンライン読書会」を開いたりして、結構充実しています。

会長さん それは素晴らしいね。
皆さんそれぞれ、目標の中身も立て方も違うでしょう。それでも達成できたことは自らの力になりますし、できなかったことは、来年どうするかをあらためて考えるポイントになると思います。
真柱様は年頭あいさつの中で、「去年よりも少しでも成人させてもらいたい」という気持ちが大切だとお話しくださいました。
今日は、来年の目標について、一緒に考えてみたいと思います。

皆を楽しませる中に

会長さん さて、本部秋季大祭の神殿講話で、宮森与一郎内統領は「コロナの禍は『やらねばならない』『かくあらねばならない』から抜け出して、一人ひとりが自分で『いまの私には何ができるのか』を考えるようにと示唆しているような気がする」と、お話しになりました。
今年は、例年通りに行事を実施できませんでした。その中で、あらためて本来の行事の意義や、初めて企画した先人たちの、やむにやまれぬ思いを振り返るとともに、一度立ち止まって、自分たちが「やりたい」と感じられる行動を探すよう促されているのです。
そういう点で、恭香ちゃんのオンライン読書会は、現代の若者らしい前向きな取り組みだね。

恭香 ありがとうございます。これは、ゼミが一時オンラインになっていたのを参考にしました。
参加者の中には、「コロナで時間ができたけれど、だらだらと過ごしてしまって不安を感じていた」という人も多く、楽しみにしてくれているみたいです。

富子 この子にそんな行動力があったなんて驚きです。優しいけれど、人をまとめるようなタイプではなかったのに――。

恭香 自分が楽しいからやっているだけだよ。そんなに大したことじゃないって。

会長さん でも、こうした状況のなか、喜んで参加してくれる人がいるのだから、小さくても意味のある取り組みだと思うよ。
先ほど紹介した神殿講話でも、「自分の心配事を少し忘れて、おたすけに掛かる」「優しい心こそが人を勇ませ、陽気づくめへと誘う」などのポイントを示されたうえで、皆を楽しませていく中に治まっていく元があるから、先を楽しみながらおたすけに邁進しようと呼びかけられているんだ。

次郎 おたすけと言うには大げさですが、以前は職場の部下たちをよく飲みに連れていって、相談に乗っていました。
最近はそうもいかないので、業務の合間に意識的にコミュニケーションを取るようにしています。すると意外にも、それだけで小さな変化があったりするんです。

会長さん それも仕事のうちと言ってしまえばそれまでですが、ようぼくらしい行動だと思います。
よく「必要は発明の母」といわれるように、困ったときこそ、新しい発想が生まれるものです。

富子 それなら私も、オンラインでお茶会をしてみようかしら。遠くの友達も参加できるし。

恭香 えっ、機械オンチのお母さんが……。本気で言っているのなら、あとでやり方を教えるよ。

富子 だって、難しそうだけど、できたら楽しそうじゃない。
ちょっと心配な友達がいて、元気になってもらいたいのよ。

ようぼくの〝心の定規〟

会長さん ここまでは目標や近況をお聞きしてきましたが、「初心」を思い出すという点で、私たち信仰者にとって欠かせないのが「おかきさげ」です。

恭香 えっと、聞いたことがあるなあ……。

富子 おさづけの理を拝戴したときに頂くものよ。そういえば、久しく読んでいませんでした。

会長さん 「おかきさげ」は、ようぼくの〝心の定規〟とも言えるものですから、ぜひ折にふれて読んでいただきたいのです。
それでは、まず一度、読み上げますね。

次郎 恥ずかしながら、聞いているうちに少し思い出しました。
内容のすべてが分かるわけではないのですが、「誠の心」の大切さが印象に残りました。

富子 教えの大切なポイントが、詰め込まれていますね。「かしもの・かりものの理」に、心の自由、そして、やはり「人を救ける心は真の誠一つの理で、救ける理が救かる」という部分ですね。

恭香 それって「情けは人の為ならず」のような意味ですか? 人に親切にしていれば、同じように親切にしてもらえるという……。

会長さん それだと、あくまでも人間同士の話だね。
ここで言われているのは神様の「理」の話だよ。人をたすける心は、親神様が必ず受け取ってくださり、必ず返してくださるんだ。

富子 それは、おさづけを取り次がせていただいていると、よく分かる気がします。
たすかってもらえた喜びは本当に大きくて、「本人よりも喜んでいるのでは……」と思えるくらいです。

会長さん 真剣に願うなか、自然と責任感のようなものも芽生えてきますよね。
そういう意味では、よく「自分がたすけられた経験がないから、信仰がつかめていない」と言う人がいますが、人をたすける中で信仰をつかむ方法もあるでしょう。

恭香 おさづけかあ……。友達が病気になっても、なかなか言い出せないんですよね。

会長さん まずは、そうやって悩むことが大切なんだよ。そのうち神様が、「いまだよ」という場面を用意してくださるから、日ごろから、その思いを忘れないでね。

富子 今日のお話を聞いて「信仰って、ありがたくて楽しいものなんだ」と、あらためて思いました。これを機に、もっとワクワクできるような取り組みを考えてみたいです。

会長さん 私たち人間は「陽気ぐらし」をするために創造されていますから、それぞれに合った、勇める人だすけのかたちがあるはずです。
行く年を振り返りながら、自分の興味や関心をおたすけにつなげる方法を考え、来る年は、さらにもう一歩、成人の歩みを進めさせていただきましょう。

会長さん 49歳
勉強熱心で、いつも教えを分かりやすく伝えるために、どうすればいいかを考えている。各家庭と相談のうえ、ようぼく宅の講社祭を勤めている

夫・次郎 56歳 会社員
結婚を機に、信仰を始めた。職場の部下のことをよく気にかけている

妻・富子 54歳 主婦
信仰熱心で、日々にをいがけ・おたすけを心がけて通っている。パソコンなどの機械系は苦手

長女・恭香 大学3年生

まじめで優しい性格。本が好きで、友人たちと一緒に「オンライン読書会」を催している

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