練習再開 勝って恩返しを-天理大学ラグビー部-

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練習再開 勝って恩返しを-天理大学ラグビー部-

10月04日号

天理大学ラグビー部は9月10日、約1カ月ぶりにチーム練習を再開した(写真)。
4月に入り、松岡大和主将(4年)のもと、総勢171人の大所帯でスタートした同部。「緊急事態宣言」が発出されている間は活動自粛を余儀なくされたものの、6月11日には練習を再開。10月から行われる予定だった公式戦へ向けて準備を進めてきた。
こうしたなか、8月12日に同部員が新型コロナウイルス陽性と判明。すぐに練習を中断したが、部内で感染が拡大し、最終的に62人が陽性と診断された。

陽性者は医療機関等に入院した後、9月6日までに全員が退院。一方、陰性者も8日までに経過観察が終了した。奈良県郡山保健所との協議を踏まえて9日付で終息宣言を発表したうえで、翌日から練習を再開している。なお寮建物は、8月27日から28日にかけて、専門業者による除菌・清掃作業を受けた。

現在は練習前の検温、消毒など各種感染対策を徹底することはもちろん、これまで3~4人で使用していた寮の部屋を2人以下に制限。寮に入りきらない部員は別の大学関連施設に移り、食事や入浴も密集しないように分散するなど、再発防止に努めている。

昨年のスタメン多く

今年のチームには、昨年度の全国大会準決勝のスターティングメンバー15人のうち13人が残る。なかでも、藤原忍選手(4年)、松永拓朗選手(同)、シオサイア・フィフィタ副主将(同)の3人は1年時からレギュラーとして活躍しており、特に経験値が高い。
先ごろ関西ラグビー協会から、10月10日に予定していた今季Aリーグ戦の開幕を11月7日に遅らせる旨が発表された。また、例年は8チームでの総当たり戦を行っていたが、今回はまず、昨年度のリーグ戦の順位に基づき、4チームずつ二つのリーグに分けて順位を決定したうえで、各リーグの同順位同士が対戦し、最終順位を決める方式となった。
同部の初戦は7日、天理親里競技場で摂南大学と対戦する予定。

【小松節夫監督(57歳)の談話】

「大学、天理市、教団などで、多くの方がラグビー部のために動いてくださり、活動を再開することができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。また、市民や教友の皆さんからメールや手紙、寄せ書きなど、さまざまな形で応援メッセージを頂き、大きな励みになりました。今回の件で、多くの方の支えを受けながら活動していることを部員ともども、あらためて実感しています。私たちがいまできることは、恵まれた環境に感謝し、試合に勝つこと。それが一番の恩返しになると考えています。今後、実戦を通じてメンバーを調整し、今年こそ悲願の日本一を目指したいと思います」

なお、同部は先ごろ、天理警察署による特殊詐欺防止のポスター作製に協力。選手3人が起用され、同署員らとともに、特殊詐欺への注意喚起を呼びかけている。このポスターは10月13日から、天理市内の金融機関やコンビニなどに掲示される予定。

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