「定時のおつとめ」始まる 教会本部

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「定時のおつとめ」始まる 教会本部

07月12日号

ようぼく・信者のおぢば帰り後押し

ようぼく・信者のおぢば帰りを後押しする「定時のおつとめ」が4日正午、本部神殿で拍子木を入れて勤められた。梅雨空のもと、この日に合わせて各地からようぼく・信者が教会単位や家族ぐるみなど少人数で帰参。本部神殿に昇殿した参拝者はマスクを着用して一定の間隔をあけて座り、拍子木に合わせて心一つにおつとめを勤めた。

定時のおつとめは、各地のようぼく・信者のおぢば帰りを後押しするもの。本部行事のある日を除く土曜・日曜・祝日の正午に、本部神殿で拍子木を入れて勤められる。

教会本部では、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、さまざまな対策を講じている。

その中で、3月の本部月次祭から、教会長やようぼく・信者による参拝を控えるよう促してきた。

こうしたなか、「緊急事態宣言」が5月末に解除、さらに6月19日に都道府県をまたぐ移動の自粛が緩和された。

これを受け、教会本部では、長く帰参を控えていた国内のようぼく・信者に、あらためて、おぢば帰りを後押しするための動きの一つとして、定時のおつとめを勤めることにした。新型コロナウイルス感染拡大の終息を祈念することはもとより、無事に帰参できたことへのお礼や、身上・事情に苦しむ人たちのおたすけの願いを込めて、おつとめを勤める。

教会や家族で少人数の帰参

朝から、しとしとと雨が降り続く梅雨の親里。

最初の定時のおつとめが勤められる4日、各地から教会単位や家族ぐるみなど少人数で帰参する教友の姿が見られた。

参拝者は、各礼拝場の基壇に設置されているアルコール消毒液で手指を入念に消毒して昇殿。各礼拝場内では、ほかの参拝者と十分な間隔をあけて端座した。

正午、拍子木を入れておつとめが勤められた。おつとめ中、マスクを着用している人たちの姿も。参拝者たちは、新型コロナウイルス感染拡大の対策を十分に講じながら、心一つにおつとめを勤めた。

帰参者の中には、このたびの定時のおつとめに合わせて、各地からおぢば帰りした人が少なくなかった。

4カ月ぶりの帰参という岡部世津さん(60歳・双梅分教会長夫人・香川県坂出市)は「久しぶりに家族4人で帰参し、親里の空気を胸いっぱいに吸うことができた。おぢばで教友の身上のたすかりをお願いさせていただけたのが本当にありがたかった」と、しみじみ話す。

また、定時のおつとめが勤められることを『天理時報』で知った豊久雅一さん(78歳・操山分教会湯山布教所長・京都府八幡市)は「本部神殿で教友の皆さんと共に、心一つにおつとめを勤めることができて何よりうれしかった。これからも定時のおつとめに合わせて帰参したい」と語った。

一方、北礼拝場の最前列でおつとめを勤めていた養父眞子さん(24歳・玉竜分教会ようぼく・福岡県みやこ町)は、この日、岩手県在住の教友と久しぶりにおぢばで再会し、共に参拝した。養父さんは「新型コロナウイルスの感染拡大によって、身近な人にさえ会えない日々が続いていた。遠方に暮らす教友とおぢばでおつとめを勤められることが、こんなに有り難いとは。この喜びを胸に、今回の大節の治まりを心からお願いさせていただいた」と話していた。

翌5日も定時のおつとめが勤められた。
梅雨の晴れ間が広がったこの日は、日曜日とあって前日よりも多くのようぼく・信者が親里へ。帰参者は参拝の際のエチケットに配慮しながら、拍子木に合わせておつとめを勤めた。

 

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