〝いまできる〟にをいがけ  WEBコンテンツ充実 教区独自の取り組みも

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〝いまできる〟にをいがけ WEBコンテンツ充実 教区独自の取り組みも

09月27日号

既報の通り、「全教一斉にをいがけデー」は、新型コロナウイルスの感染拡大に鑑みて中止を余儀なくされた。教会本部では、現在の世相の中でたすけを求める人が少なくないことから、個人として、身近な人へのにをいがけ・おたすけを、可能な形で継続するよう呼びかけている。こうしたなか、布教部(井筒梅夫部長)では、にをいがけの新たな〝ツール(道具)〟として〝にをいがけ動画〟を制作。インターネットの動画サイトYouTubeに、公式の「天理の教えチャンネル」を開設し、10月1日から動画を順次アップしていく予定だ。また「天理教ホームページ」を運営する道友社(松村義司社長)は、未信仰の人向けのサイト「はじめての方へ」のトップページを24日付けでリニューアルする。一方、各教区でも「デー」に代わる独自の取り組みが進められている。この企画特集では、〝いまできる〟にをいがけの動きを紹介する。

公式「天理の教えチャンネル」開設-布教部-

布教部では、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、国内外のようぼく・信者がおぢばや教会へ足を運ぶことができない現状や、「おやさと講演会」など各種行事の中止を余儀なくされたことを受け、ようぼく・信者向けの動画コンテンツを独自に制作。その第一弾として、布教部ホームページ上に動画ページ「心 陽気ぐらし」を開設し、ようぼく・信者の勇みの種になるような動画コンテンツを提供している。
さらに、コロナ禍によって対面でのにをいがけ活動が制限される状況が続いていることから、にをいがけの新たな〝ツール〟として、未信仰の人向けの動画コンテンツを新たに制作。25日に開設するYouTubeの公式チャンネル「天理の教えチャンネル」に、〝にをいがけ動画〟を順次アップしていく予定だ。
この〝にをいがけ動画〟は、本部員や布教部講演講師らによる約5分から10分のお話で構成。講師の体験談などを交えて教えを分かりやすく伝える動画の視聴を通じて、広く未信仰の人に教えのエッセンスを知ってもらうコンテンツだ。
布教部では「コロナ禍によって、対面でのにをいがけ・おたすけが制限されるなか、動画コンテンツを新たな〝にをいがけのツール〟と位置づけ、その充実を期していきたい。また、未信仰の人はもとより、教会から足が遠のいているようぼく・信者の丹精にも活用できる内容を目指している。家族や友人、また現代社会ならではの悩みに苦しんでいる身近な人々に〝にをいがけ動画〟を紹介することで、個人単位でのにをいがけ・おたすけ、丹精の一助として積極的に活用してもらいたい」と話している。

なお、動画は毎月1日と15日の2回アップされる予定。同チャンネルには、下記URL、もしくは天理教ホームページ「はじめての方へ」からもアクセスすることができる。

YOUTUBE 天理教の教え

未信仰の人向けHPリニューアル-道友社-

道友社は「天理教ホームページ」の「はじめての方へ」のトップページを24日付けでリニューアルする。
新しいトップページでは、四季折々の親里の風景とともに、「天理教について」「『聖地』ぢば」「陽気ぐらし」の三つのトピックスを分かりやすく紹介。文末のボタン「さらに詳しく」をクリックすると、詳細ページへ移動する。
また、新たに二つのコンテンツも加わった。
その一つ「陽気ぐらしに向かうラジオ」では、「ラジオ天理教の時間」の過去の放送をピックアップ。短い説明付きで、内容がひと目で分かるようになっており、高評価の放送を手軽に視聴できる。
もう一つの「暮らしの場で教えに親しもう」では、布教部制作の動画ページ「心 陽気ぐらし」や、少年会本部(西田伊作委員長)が開設したYouTubeの公式チャンネル「みちのこチャンネル」などを、まとめて視聴できる。
またページ下部には、にをいがけリーフレットを受け取った人や、別席を勧められた人向けのページもあり、教会本部までのアクセスを案内している。

にをいがけはがきチラシの配布促す-新潟教区-

新潟教区(近藤洋雄教区長)は、独自の「にをいがけはがき」と「にをいがけチラシ」を作成。管内の教会を通じて、ようぼく・信者に配布した。
「はがき」は、コロナ禍で不安を抱える人たちに読んでもらうことで、少しでも心に明るさをもって前向きに通ってもらえるようにとの思いで作成されたもの。8月初旬に6千枚を作り、離れた地域で暮らす教友の親族や未信仰の知人らに送付するよう促した。
その後、社会活動が徐々に平常化しつつあることを受け、2種類の「チラシ」を作成することに。希望する支部へ配布し、感染拡大を防止する対策を講じながら、可能な形でポスティングによる布教活動を展開している。
近藤教区長(58歳・北洋大教会長)は「対面でのにをいがけが難しい状況のなか、可能な形での布教活動を検討してきた。今後も、管内の教友が〝いまできるにをいがけ〟に取り組めるよう、後押しをしていきたい」と話している。
(新潟・田浦代表社友情報提供)

ひのきしんの姿で心に明るさを映す-山口教区-

山口教区(古川英明教区長)は、9月28日から30日にかけての3日間、独自に制作したTシャツを着用してひのきしんを実施する。
この取り組みは、「全教一斉にをいがけデー」に代わる取り組みとして企画されたもの。
当日は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する対策を十分に講じたうえで、県内各地の街頭で、個人、家族、教会など少人数で実動することを申し合わせている。
独自に制作したTシャツには、濃紺の生地に「陽気ぐらし」「TENRIKYO YAMAGUCHI」とプリント。管内の教友に1千200枚を配布した。
古川教区長(59歳・防府大教会長)は「コロナ禍の影響で、社会全体に暗い雰囲気が蔓延している。教友が勇んでひのきしんに取り組む姿を通じて、地域の人々の心に少しでも明るさを映していきたい」と述べた。
(山口・重長代表社友情報提供)

おつとめを勤めてコロナの終息祈る-愛知教区-

愛知教区(西初晴教区長)は9月28日、「愛知教区一斉おつとめデー」と銘打ち、教務支庁や管内の教会で一斉におつとめを勤める。
これは、コロナ禍によって地域の教友たちがそろって実動することができない状況に鑑み、「いまできることを」との声が教区内で高まったことから企画したもの。
当日は、管内の各教会に少人数の教友が集まり、心をそろえて感染拡大の終息を願う。
現在、同教区では、例会を通じて各支部から管内の各教会へ要項を配布し、実施を促している。
橋本正志・教区布教部長(53歳・愛知大教会長)は「当日は、新型コロナウイルス感染拡大の終息はもとより、近年の異常気象による自然災害で難渋している人々のたすかりを願い、管内の教友と共に一手一つに勤めたい」と語った。

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