「みかぐらうた」五下り目
五ッ いつまでしんじんしたとても やうきづくめであるほどに
新型コロナウイルス対策で全国に発出されていた「緊急事態宣言」が39県で解除されました(5月20日現在)。しかし、まだまだ予断を許さない状況が続いています。
この間、天理教校では授業に代えてひのきしんをさせていただきました。作業をしながら思案する中で、困難な状況に置かれているときこそ、かりもののご守護のありがたさを味わい、喜び心で生きることが大切だと感じました。
「五ッ いつまでしんじんしたとても やうきづくめであるほどに」
いつまで信心したとしても、陽気づくめの心で通るようにと仰せになっています。長らく信心していても、不足の心、先案じの心で通っていては、陽気ぐらしへ近づくことはかないません。喜びにくい道中にあるときも、陽気な心、勇んだ心で歩むようにお導きくださっているのでしょう。
この道では、現実の困難さから逃避するのではなく、この世において実現するたすけをご教示くださっています。教祖は、困難な道中にあっても、親神様から頂戴しているご守護を見つめ、〝結構や、結構や〟と喜びをもって人をたすける道を歩まれました。私たちが陽気ぐらしを実現していくためには、どんな心をもって生きればいいのかを、実に分かりやすくお示しくださっています。
お見せくださるご守護の姿は、真実にたすけたいとの親心の現れであると受けとめ、どんな中も〝結構〟と喜ぶように努めて、陽気づくめの日々を送りたいものです。(松)