ぢばに心を寄せて   お願いづとめ海外拠点でも

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ぢばに心を寄せて お願いづとめ海外拠点でも

03月22日号

新型コロナウイルス感染拡大するなか

あらためて考えるおつとめの大切さ

【アメリカ・ロサンゼルス発】アメリカ伝道庁は、教会本部でお願いづとめが勤められる時刻に合わせて、現地時間の3月2日午後7時からお願いづとめを勤めた。伝道庁で勤めることは、事前に管内の教会や布教所へ伝えられた。

さらに、月次祭に先立って毎月行われるお願いづとめでも、伝道庁スタッフや参拝者が感染拡大の早期終息を願った。現在、神殿や付属建物の入り口に消毒液を設置している。

なお3月の月次祭は、おつとめ奉仕者のみで勤め、直会は中止。4月も同様に勤める予定。

深谷洋庁長は「今回の事情は、私たち信仰者にとって心を澄ます機会だと捉えている。世界の人々が一手一つになり、互いにたすけ合って暮らす陽気ぐらし世界の実現に向けて進むようにと、親神様が叱咤激励してくださっているように思う。明治20年陰暦正月二十六日の先人たちの心定めに思いを致し、世界を治めるおつとめの大切さを再確認する必要がある」と語った。

たすけ合いの実践 世界に働きかけて

【ブラジル・バウルー発】ブラジル伝道庁は3月1日正午ごろ、海外部から「3日正午に教会本部でお願いづとめが勤められる」と連絡を受けた。毎週日曜日の夕づとめ後、身上者のたすかりや事情の治まりを祈念するお願いづとめを勤めていることから、これに合わせて実施することを決定。1日の夕づとめ後、伝道庁のスタッフや近隣のようぼく・信者と共に、新型コロナウイルスの感染拡大の早期終息を祈念して、お願いづとめを勤めた。

また、8日に勤められた月次祭では、祭文の中で、今回の世界的な事情に言及し、参拝者と共に深刻な事情の治まりをお願い申し上げた。その前日から、庁内6カ所にアルコール消毒液を設置し、感染症予防マニュアルを掲示するなどして参拝者に注意を喚起した。

村田雄治庁長は「今回の事情は、わが身、わが国を中心に考え、行動する風潮に対する親神様からの警鐘ではないかと捉えている。お道を信仰するお互いは、今後もつとめとさづけに徹し、たすけ合いの実践を世界に働きかけていかなければならないと思う」と話している。

「非常事態」のなか道の者が意識高め

【ハワイ・ホノルル発】ハワイ伝道庁は、教会本部でのお願いづとめに合わせ、3月3日から3日間と仕切ってお願いづとめを勤めた。その際、管内のようぼく・信者にも呼びかけ、各教会や布教所でも勤めるよう促した。また、各自が引き続き祈願するよう申し合わせている。

山中修吾庁長は「アメリカでは、13日に国家非常事態が宣言され、これからますます大変な状況になっていくことが予想される。こうしたときこそ道の者としての意識を高めて『感謝 慎み たすけあい』の心で通りたい」と話した。

ご守護に感謝し信仰の喜び広げ

【台湾・台北発】17年前にSARS(重症急性呼吸器症候群)で甚大な被害に見舞われた台湾。台湾伝道庁では2月から、管内の各教会・布教所やようぼく家庭で、新型コロナウイルスの感染拡大の終息を祈念するよう呼びかけている。

3月3日には、本部神殿でお願いづとめが勤められるなか、同時刻となる現地時間午前11時、伝道庁でも勤めた。また、10日の月次祭は、参拝者の検温を行ったうえで、参拝者同士の距離や神殿内の換気に十分に配慮しながら勤めた。

なお、月次祭前には、台湾でも入手困難となっているマスクが信者からお供えされた。

桝井幸治庁長は「いまこそ、おたすけの心の涵養と実践をお仕込みくだされていると思う。親神様のご守護に感謝し、思召に沿った日々を素直に勇んで通ることで、信仰の喜びを周囲に広げていきたい」と話している。

教えを世界へ広げていく旬

【韓国・金海発】3月3日に執り行われた教会本部のお願いづとめに合わせ、韓国伝道庁や管内の教会でも勤めた。

国内の感染者数が8000人を超えた韓国。そのうち半数がカルト集団との見方もあり、宗教団体の活動に対する政府や自治体の目は厳しい。

こうした現状に鑑み、伝道庁では消毒液を常設しているほか、参拝者にマスクの着用を促すなど、徹底した感染予防に努めている。

また、今月18日の伝道庁の月次祭は、神殿内の風通しを良くしたうえで、おつとめ奉仕者のみで執り行う予定。管内の各教会も同様に、教会家族や役員など最低限の人数で祭典を勤める傾向にある。

濱田德男庁長は「世界中に及ぶ感染の拡大は、親神様の思召に沿わない人類のわが身勝手な行いがもたらした結果だと考えざるを得ない。いまこそ、お道の教えをますます世界へ広げていくべき時を迎えているのでは」と語った。

十二下りを勤め 布教所などでも

【フランス・アントニー発】ヨーロッパ出張所は、教会本部でのお願いづとめの連絡を受け、3月3日から3日間にわたって、お願いづとめを勤めた。その際、現地時間午前10時からのおつとめに加えて、夕づとめ後にも十二下りを勤めた。

また、管内ようぼく・信者には、それぞれの教会や布教所、講社で勤めるよう呼びかけた。

長谷川善久所長は「今回の新型コロナウイルスの感染拡大の事情は、他者との接触が制限されることから、人間関係が希薄になっていることへの警鐘でもあると思う。この事情を、ヨーロッパの道のさらなる伸展に向かう節にできるよう、管内のようぼく・信者と共に一手一つにつとめていきたい」と述べた。

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