今こそ刊行物やウェブの活用を-立教183年全国社友大会-

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今こそ刊行物やウェブの活用を-立教183年全国社友大会-

10月04日号

道友社(松村義司社長)の立教183年「全国社友大会」は9月25日、陽気ホールで開かれた。今年は新型コロナウイルス感染予防への配慮から、参加者を限定して実施。直属および教区代表社友ら約100人が参集した。

新型コロナウイルスの感染拡大により、教内の行事や活動が中止・延期を余儀なくされるなか、道友社でも『天理時報』の紙面を4面立てへと縮小し、発行を月3回とするなど、臨時の対応を取っている。また、『すきっと』は今年12月の発行予定を見送り、来年6月に新刊を発売する。

こうしたなか、時報の手配りひのきしんも4月から休止してきたが、8月以降は可能な地域から徐々にひのきしんを再開。9月13日号時点で、手配り率は33・4%となっている。

さらに、〝ステイホーム〟が呼びかけられる中でも教えに親しみやすい環境を提供しようと、天理教ホームページのコンテンツ充実に注力。「〝暮らしの場〟で教えに親しもう」と銘打った特設ページを設け、同社の動画、ラジオ、写真をはじめ、各部各会発信のコンテンツを集約した。

また、時報の創刊90年の節目を迎えた今年、その記念出版として、シンガーソングライターの中島みゆき氏による本紙連載に書き下ろしを加えた『中島みゆき第二詩集 四十行のひとりごと』を10月1日に刊行した。

心に教えを届けて

大会の冒頭、松村社長があいさつに立った。

松村社長は最初に、真柱様が年頭あいさつの中で「歩み方の中で基本となるところを、だいぶ忘れてしまっているのではないか」と指摘されたことにふれたうえで、「いまは自分の信仰信念を実践に移す力が試されているときだと思う。行事開催などの後押しがなくても、各自がねらいをはっきりと持ち、それにふさわしいことを行っていく必要がある」と述べた。

さらに、教会や家庭における丹精が重要性を増すなか、時報をはじめとする教内出版物やウェブコンテンツを活用していくことは、常にも増して重要な役割を担っているとして、あらためて道友社の取り組みを紹介した。

その中で、まず時報紙上において、創刊90年を記念した懸賞エッセーを募集したことにふれ、「信仰の喜びや感動に溢れた力作が届いており、後日、紙面で紹介する」と話した。

また記事によっては、ウェブページと連動した関連動画をQRコードから見られるようにするなど、多面的な情報提供を試みていると説明。さらに、手配り率が戻りつつある現状を踏まえ、「信仰活動も制限される中で、ひのきしんをしたいという前向きな思いの表れだと感じ、大変感謝している」と謝辞を述べた。

続いて、新刊『四十行のひとりごと』に言及。予約時点で多くの反響が教内外から寄せられているとして「お道の信仰者として、読んで共感できるところがある。にをいがけに活用していただきたい」と語った。

最後に、松村社長は「今後も一層、ようぼく・信者さん方の家庭に、そして心の中に、教祖の教え、おぢばの息が届き、勇んで信仰していただける一助となるよう努めたい」と述べて、あいさつを結んだ。

この後、『四十行のひとりごと』のプロモーション映像を上映。これまで道友社の刊行物で取り上げてきた中島みゆき氏の紹介記事やインタビュー、そして、今回収載された詩の中から「ぜったいグランプリ」を朗読した映像を流した。

 

 

休憩を挟んで行われた記念講演では、本紙にエッセー「よろずの美の葉」を連載中の作家、澤田瞳子氏が登壇。奈良時代の天然痘パンデミックを描いた『火定』などの自著を題材に、歴史小説の魅力を語った

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