地域で「いまできること」を 教区・支部の取り組み

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地域で「いまできること」を 教区・支部の取り組み

11月22日号

教区・支部の取り組み

新型コロナウイルスの感染拡大により、さまざまな行事・活動が制限されるなか、「いまできること」を考え、実行に移す教区・支部が少なくない。感染拡大の防止対策を講じたうえで実施された、地域の取り組みを紹介する。

ネット介して信仰見つめ-福岡教区-

福岡教区(鍋山善嗣教区長)は10月31日、管内の若者を対象にしたオンライン行事「Joy Walk」を開催、スタッフを含む62人が参加した。

これは、平成29年に親里で行われた「後継者講習会」の事後丹精の一環として、一昨年から独自に実施してきた「Joy Talk」に代わるもの。

当日はまず、天理駅から本部神殿周辺までを撮影した映像を鑑賞した。

続いて、諸井道隆・山名大教会長による講話映像が流された。その中で、諸井会長は「人のたすかりを願っておつとめを勤めることで、その心を親神様にお受け取りいただける。親神様は私たちに〝陽気づくめの心〟と〝人をたすける心〟を持ってほしいと思召されている」と語りかけた。

行事を企画した門田治さん(46歳・福岡分教会長)は「参加者からは『信仰を見つめ直す機会になった』など前向きな感想が寄せられた。ようぼく同士が信仰を深める機会の大切さを再認識した」と話した。

オンライン「成人講座」も-福岡・門司支部-

門司支部(有馬修一支部長)は7日、オンラインの「ようぼく成人講座」を開催、51人が参加した。

同支部では6月に成人講座を開く予定だったが、新型コロナの影響で延期。会場を分散させ、オンラインでも参加できる形で実施した。

当日は、福門分教会と博門分教会を会場に計34人が参集。オンライン上には17人が参加し、「イライラしない子育て」をテーマとする、天理教里親連盟副委員長の西森律身・加茂谷分教会長の講演映像が流された。

有馬支部長(68歳・福筑分教会長)は「初めての試みだったが、皆さんに喜んでもらえたことがうれしかった。今後も機会を見つけて、オンラインでもできる活動を続けていきたい」と語った。

(福岡・森中社友情報提供)

 

医療用ガウンを手作り-三重・四日市支部-

三重教区四日市支部(稲垣仁志支部長)は「全教一斉にをいがけデー」が中止になったことを受け、9月28日、医療用のガウン作りを行った。

当日は32人が参加し、2時間かけて約50枚を製作した(写真)。

今回製作した医療用ガウンは、試作品として、製作方法と支部の連絡先を記した独自のチラシを同封し、四日市市内の医療施設や介護施設へ配布。チラシを通じて医療用ガウンの寄付先を募ったところ、後日、同市内の3カ所の介護施設から要望があり、計100枚を寄贈した。

この活動を企画した前田辰之さん(56歳・三重濱分教会長)は、以前から首都圏に住む教友有志らと共に医療用ガウンの製作ひのきしんを続けており、医療・介護施設や市などに計2千枚を寄付している。

前田さんは「コロナ禍はいまだ予断を許さない状況が続いている。こうした中で、いまできるひのきしんの一つとして活動を続け、にをいがけにつなげていきたい」と話している。

 

おぢば伏せ込みひのきしん-奈良・南奈良支部-

奈良教区南奈良支部(今井和人支部長)は9日、「おぢば伏せ込みひのきしん」と銘打ち、神苑の除草や落ち葉掃きを実施、38人が参加した(写真)。

同支部では9月、感染対策を講じたうえで、奈良市内の神社で除草ひのきしんを実施。その後、支部の教友から寄せられた「おぢばでひのきしんをしたい」との声を受け、今回の伏せ込みひのきしんが実施された。

当日、参加者は西礼拝場でおつとめを勤めた後、約1時間にわたり、西境内地で除草や落ち葉掃きを行った。

今井支部長(69歳・今福町分教会長)は「家族連れの参加者が多く、和気あいあいと勇んで、ひのきしんをさせていただけた。感染防止対策をしっかりと講じつつ、これからも、教友が勇ませ合える活動を企画していきたい」と語った。

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