座右のおふでさき 大節のさなかに頂いた〝仕合せ〟のお計らい

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座右のおふでさき 大節のさなかに頂いた〝仕合せ〟のお計らい

10月25日号

しやハせをよきよふにとてじうぶんに
みについてくるこれをたのしめ(二号42)

新型コロナウイルスは教会活動のうえに大きな影響を及ぼした。〝三密〟の回避が叫ばれるなか、教会で催していた「こども食堂」などの行事は自粛を余儀なくされ、にをいがけもままならず、リーフレットをポスティングする日々が続いた。

未曾有の大節に何ができるのか……。思案を巡らせても答えは見つからず、正直言って不安と焦りでいっぱいだった。妻と共に十二下りを毎日勤め、「親神様・教祖、私たち夫婦をおたすけの道具としてお使いください」と願い続けた。

すると間もなく、教会で里親活動をしている関係で、地域の児童相談所から「生後5カ月の子を緊急保護しました。そちらで預かってもらえませんか」と電話があった。人との接触を避けて家庭で過ごす時間が増えたことが原因なのか、虐待件数が増加し、地域の一時保護所はパンク寸前という。すぐと受け取ってくださる親神様のお計らいに感謝し、二つ返事で引き受けた。

保護された子供たちは少なからず心に傷を抱えているので、少しでも笑顔でいられるよう、愛情をもって接している。どうすればいいか戸惑うこともあるが、皆で笑い合えたとき、親心を味わわせていただき、何ものにも代えがたい喜びが込み上げてくる。

そして1週間後、お預かりした子供は、祖父母に無事引き取られることになった。安堵したのも束の間、翌日にはまた児童相談所から連絡があり、約3カ月の間に4人の子供を預かった。現在、教会では生後11カ月の子と共に暮らしている。

コロナ禍のさなか、おたすけの機会をお与えいただいていることを、ただただありがたく思う。これも親神様・教祖が巡り合わせてくださった〝仕合わせ〟なのだろう。
幸せを嚙みしめながら、子供たちのこれからの人生に幸多からんことを祈っている

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