座右のおふでさき 素直に受ける心を培い 大伏を乗り切る力に

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座右のおふでさき 素直に受ける心を培い 大伏を乗り切る力に

01月17日号

素直に受ける心を培い 大節を乗りきる力に

をやのめにかのふたものハにち/\に
だん/\心いさむばかりや(十五号66)

昨年の新春は、久しぶりに本部お節会に帰らせていただいたが、今年はそれすら叶わない状況になるとは、夢にも思わなかった。
コロナ禍という大節を通して、親神様・教祖は、私たちに何を望んでおられるのだろうか。
これは、私が青年時代に聞いた話である。教祖が現身をもってお働きくだされていたころ、ある熱心な信者が自宅で井戸掘りをしているさなか、教祖からお呼びがかかっているとの言付けがあった。作業の手を止め、急ぎお屋敷へ向かうと、大した用向きではなかった。不足に思いつつ自宅へ戻る途中、駆けつけた家の者から井戸が崩れたと聞かされ、命拾いしたことを知った。
いわゆる口伝なのだが、「はい」と素直に受ける心の大切さを、この話から学んだ。
さて、世間には「紙一重」という言葉がある。一枚の紙ほどのわずかな違いという意味だが、私はこれを「神一重」としたい。神様に結構にお連れ通りいただくうえで、「はい」と言える素直な心が、人の運命を大きく左右すると思うからだ。
心の成人、心のふしんとは、素直な心を養い、をやの思いに近づくことだと教えていただく。旬の声を素直に受け、脇目もふらず前へと歩みを進める中から、喜びの種を頂戴できる。
昨今のコロナ禍においても、陽気ぐらし世界を望まれる親神様の思召にお応えするべく、道のようぼくが心明るく、勇み心で通れば、大難は小難、小難は無難にしてお連れ通りくださる。さらには、この節から新たな芽生えを見せていただけると、信じてやまないのである。

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