心一つにおつとめ 一日も早い事態の治まりを祈願 3月月次祭

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心一つにおつとめ 一日も早い事態の治まりを祈願 3月月次祭

04月05日号

教会本部の3月月次祭は26日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で執り行われた。これに先立つ13日、教会本部では新型コロナウイルスの感染拡大を防止する社会全体の取り組みを踏まえて、3月の本部月次祭および春季霊祭への参拝を控えるよう教内へ促すとともに、参拝者の代表として直属教会長、教区長の参拝のみで勤めることを発表。教会長はじめ、ようぼく・信者には、各教会・布教所、自宅などからおぢばに心を寄せて、共に一手一つに祈念するよう呼びかけた。当日は、つとめ人衆をはじめ、直属教会長、教区長により、常と変わらず厳かに祭典が勤められた。また、翌日の春季霊祭も、月次祭と同じ形で執り行われた。

教会本部は、3月月次祭および春季霊祭についてのお知らせを、13日付けで本紙と天理教ホームページで発表。併せて、月次祭前後の施設利用についても告知した。

さらに、各礼拝場、教祖殿御用場、祖霊殿の入り口に立て看板を設置し、月次祭および春季霊祭についてのお知らせを掲示した。

反省のうえに今後の歩みを思案

月次祭当日、親里には雲一つない青空が広がった。

午前6時15分、本部朝づとめが勤められた。教祖殿でのまなび終了後、7時すぎに、祭典に関するアナウンスが神苑一帯に流れ、お供え物の受け付けについての案内もなされた。殿内では、境内掛員が参拝者に祭典時の対応などについて説明した。

8時すぎ、本部准員と本部青年、境内掛員が神苑の各所入り口に立ち、帰参者の対応に当たった。お供え物は、本部准員が伴って西礼拝場階下や教祖殿へ届けられた。

同じころ、直属教会長と教区長が第三御用場に参集。定刻前、東・西の各礼拝場に直属教会長、北礼拝場に教区長が昇殿し、一定間隔を空けて端座した。

定刻9時、大亮様は、つとめ人衆と共に本部詰所をご進発。荘重な楽の音が神苑に流れるなか、教祖殿、祖霊殿で参拝された。東回廊の北詰からお出ましになった真柱様は、南礼拝場の結界内へ入られた。

神殿上段へと進まれた大亮様のお手に合わせて、つとめ人衆、直属教会長、教区長が心一つに拍手を打つ。しわぶき一つ聞こえない殿内で、一同はぬかずいた。

大亮様は、祭文の中で、陽気ぐらしへとお導きくださる親神様のご慈愛に御礼申し上げたうえで、「このたびの世界を不安に陥れている事情により、祭典には代表の者のみ昇殿参拝させていただき、全国の道の子供たちは、国々所々にあって、今日の日に合わせて、各教会、布教所、家庭より、ぢばに心を寄せ、日ごろの御恵みに御礼申し上げ、この事態の一日も早い治まりをお願い申し上げたいと存じます。このような形で月次祭を勤めることは、誠に申し訳ないことでございますが、親神様には、ご守護を願う真実をお受け取りくださいますようお願い申し上げます」と奏上された。

そして「私ども一同は、現在の姿をただ不安に思うのではなく、これも陽気ぐらしへ向かわせたいとの親神様の親心の現れと受けとめ、これまでの反省のうえに今後の歩み方を思案し、与わったふしを生かすことができるよう、ようぼくのつとめを実行させていただく所存でございます。何卒、陽気ふしんの道具としてお使いいただき、たすけ一条の歩みを弛むことなく進めさせていただけますよう」と願われた。

続いて、かぐら・てをどりが厳かに勤められた。

祭典中の殿内では、つとめ人衆をはじめ、直属教会長や教区長が一心に「みかぐらうた」を唱和した。

おつとめの後、神殿講話は行われず、大亮様はつとめ人衆、直属教会長、教区長と共に教祖殿、祖霊殿で参拝された。

教えられたことを実行していく

祭典後にお言葉

真柱様は祭典終了後、つとめ人衆、直属教会長、教区長へのごあいさつの中で次のように述べられた。

「振り返ると、初代真柱様のときは秘密訓令、二代真柱様のときには革新があった。その中を皆、苦労して道を通られた。三代真柱様のときは、そういうことはなかったと思う。けれども、その時代を体感して、非常に厳しい中を通り、その時代の雰囲気を知っていた、そういう人がまだまだたくさんいた。では、私たちはといえば、歴史的に知識はあっても、そうした制限下で道を通る経験をしたことはない」

「だから一度、似たような経験を、今回ちょっとでもさせたらということではないかと、ふと思った」

「こうして与わった状況の中で、教えられたことを実行していくのが私たちのつとめ。なんとか、この状態を少しでも早く治めてもらえるようにつとめていきたいと思う」

各地からも遥拝

本部月次祭に合わせて、各地の教会・布教所でも遥拝が行われた。

また、親里管内の各信者詰所では詰所在住者や修養科生が、管内高校の各学寮では幹事らが、それぞれ遥拝した。

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