秋の涼風吹くなか 9月月次祭

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秋の涼風吹くなか 9月月次祭

10月04日号

教会本部の9月月次祭は26日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で執り行われた。
教会本部では、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する対策として、本部月次祭におけるようぼく・信者による参拝を控えるよう促すとともに、各地の教会長が年内に一度ずつ、大祭を含めた本部月次祭に昇殿して参拝できるようにしている。
9月月次祭では、直属教会長、教区長と共に、人数を制限したうえで各地から帰参した教会長も昇殿して参拝した。

9月に入り、朝夕涼しい日が増え、秋の気配が濃くなっている親里。朝から厚い雲に覆われたこの日も、秋の涼風が神苑一帯を吹き抜けた。
大亮様は祭文の中で、教祖を月日のやしろにこの世の表にお現れくだされ、たすけ一条の道をつけて、陽気ぐらしへとお連れ通りくださる親神様のご慈愛に御礼申し上げたうえで、「御前には、つとめ人衆と代表の者が登殿させていただき、日ごろ賜る厚き御恵みにあらためて御礼申し上げ、心を合わせて世の中の治まりを願い、一つ心につとめを拝す状をご覧くださいまして、親神様にもお勇みくださいますようお願い申し上げます。私ども一同は、依然として、世の中全体を覆う不安と長引く活動の制限の中にあっても、成ってくる理を思案し、しっかりと誠の心を定めて、なお一層深く教えを求め、ひながたの実践につとめるとともに、後に続く人々の育成にも努力させていただく所存でございます」と奏上された。

この後、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。
おつとめの後、井筒梅夫・本部員が神殿講話に立った。
井筒本部員は、新型コロナウイルス感染拡大の現状にふれ、「親神様は、世界中の人々が人間本来の生き方に目覚めて、陽気づくめの心で、一れつ兄弟姉妹としてたすけ合うことを急き込んでおられると思う」と指摘。まず、お道の信仰者が陽気ぐらしを実践し、それを世界に映していくことを促した。

また、コロナ禍のさなかでも、ひのきしんは一人でもできるご恩報じであるとして、絶え間ない親神様のご守護と教祖の親心を知り、報恩の道に進んでいくことが、この道の信仰の基本であると述べた。
最後に井筒本部員は、今日の大きな節から、明るく勇んだ芽が吹くご守護を頂けるように、「先の道を楽しみに、いまの道を一手一つに心勇んでつとめて、共に成人の歩みをひたむきに進めさせていただこう」と呼びかけ、講話を締めくくった。

先人の遺徳しのび-秋季霊祭-

翌27日には、秋季霊祭が執り行われた。
神殿では、祭文奏上に続いて「よろづよ八首」と十二下りのてをどりが勤められた。
続く「祖霊殿の儀」では、大亮様が祭文を奏上された。その中で、神一条の御用のうえに誠真実を尽くされた先人の遺徳をしのび、功績をたたえたうえで、「何卒、霊様方には、一同の心を御心安らかにお受け取りくださいまして、さらなる成人の歩みを進めさせていただけますよう」と、お導きを願われた。

9月月次祭は、直属教会長や教区長と共に各地の教会長が昇殿して勤められた(9月26日)

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