管内学校 “親里での学び”段階的に再開へ

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管内学校 “親里での学び”段階的に再開へ

06月07日号

管内学校では、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、定刻参拝を休止しているほか、卒業式、入学式などの延期・中止および時間短縮、休校、寮生の帰省など、さまざまな感染予防の対策を講じてきた。こうしたなか、全国へ発出されていた「緊急事態宣言」が解除されたことを受け、段階的に“親里での学び”を再開する準備を進めている。各校の対応や今後の予定を報告する。(6月3日記)

天理大学(永尾教昭学長)は、5月7日からオンライン授業をスタート。6月以降、公共交通機関を利用する学生や出席できない学生に配慮しつつ、「三密」が避けられる授業科目(実験、実習、実技、講義など)については対面授業の開始を検討している。なお、6月のオープンキャンパスは引き続きオンラインで実施予定。

また、天理医療大学(吉田修学長)は、5月7日から遠隔授業を実施。今後は6月8日から、学年別に登校日を振り分けて講義や実習を開始する。

天理教語学院(内田吉男校長)は今春、各国における出入国制限などにより、来日できない入学予定者が続出。来日できた留学生は当初予定の約3分の1となっている。4月中の学生の様子を慎重に見極めたうえで、5月から従来の授業を行っている。

当面は分散登校に

親里管内の幼・小・中・高校では、直接登校や分散登校を実施している。

天理高校(竹森博志校長)は、第1部が4月末からインターネットを用いての遠隔授業を行うなか、6月3日からは通常授業を開始。ただし、当面は寮生と自宅生の登校時間を午前と午後に分ける。第2部も、3日から通常授業をスタート。当面は男女で登校時間をずらす対策を講じていく。

一方、天理教校学園高校(中田一校長)は、延期していた入学式を6月6日に実施する予定。2、3年生は8日から、1年生は10日から通常授業を開始する。

天理中学校(島幹典校長)は、5月末に1年生の当初教育と、2、3年生の実力テストを実施。6月1日からは全校生徒を出席番号で分け、半日ごとの分散登校を行っている。

また、天理小学校(篠森靖治校長)は、6月1日から通学区を二つに分け、隔日での分散登校を続けている。当分の間、授業は午前中のみ行う。

天理幼稚園(上田恵美園長)は、5月27日から各クラスを2グループに分け、隔日で午前中のみ登園。今後は段階的に通常登園へ戻す予定。

天理教校(久保善平校長)は、6月上旬から本科研究課程、同実践課程、専修科の3科とも、通常通りの態勢に戻ることを目指している。

なお、保育士育成白梅寮の寮生は、休講中、マスク作りのひのきしんに努めてきた。5月18日からは分散登校で授業を受けている。

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