(70代 女性・横浜市)
毎年この時期になると、教友のAさんから贈り物が届きます。
Aさんとは、20年ほど前の教会長資格検定講習会前期(当時)で出会いました。歳が近く、関東在住という共通点もあったことから意気投合。講習会を修了してからも電話や手紙のやりとりを続け、お互いの家を行き来するなど、家族ぐるみのお付き合いです。
そんななか、先日、Aさんから段ボール箱が送られてきました。その中には、甘夏やほうれん草、わけぎなどに加えて、真っ白な布地のマスクが入っていました。
早速、お礼の電話をかけたところ、そのマスクはAさんの手作りであることが分かりました。新型コロナウイルスの感染拡大によって、Aさん自身も不安な日々を過ごしているはずなのに、私のことを心配してマスクを作ってくれたというのです。
かつて洋裁師をしていたAさんによって仕立てられた、売り物のような出来栄えのマスク。手に取ると真心が伝わってきて、心が温かくなりました。
いつもほかの人のことを考え、たすけ合いを実行しているAさん。同じお道の信仰者として感化されることが少なくありません。私もAさんに倣い、“たすけ合い”を実行して喜びの輪を広げ、この節を乗り越えていきたいと思います。