新刊『馬をたすけ 人をたすけ —— 名伯楽・角居勝彦がめざす「陽気ぐらし」』 発売のご案内

2024年3月5日

新刊『馬をたすけ 人をたすけ ―― 名伯楽・角居勝彦がめざす「陽気ぐらし」』 

片山恭一 著
発売日:4月1日(月)
定価:1,760円(本体1,600円)
四六判並製/208ページ

道友社各販売所では3月25日(月)から販売します。

読書会の定期配本として『馬をたすけ 人をたすけ』を刊行いたします。
本書は、『天理時報』文芸小説「ふたり」(昨年終了)や、『すきっと』の連載「悠々まほろば散歩」でおなじみの作家・片山恭一氏による完全書き下ろしノンフィクションです。
本書の主人公は、元JRA調教師でようぼくの角居勝彦氏。石川県で育ち、競馬とは無縁だった生い立ちながら中央競馬(JRA)へ。現役時代には革新的な厩舎運営で数々の名馬を育て上げ、国内外のレースで目覚ましい結果を残し名伯楽として名を馳せました。その傍ら、怪我をしたり勝てなかったりした競走馬が次々と処分されていく現状を憂い、引退競走馬の支援活動にも強い関心を示していました。
2021年、輪島にある祖母が開いた布教所の世話取りをするため、角居氏は定年を待たずに勇退。布教師として再出発しました。
現在は布教所や大教会の御用の合間を縫って、馬の養老牧場を経営するなど、奥能登を拠点に引退馬支援の活動を精力的に展開しています。なかでも、ホースセラピーのもつ潜在的な可能性を模索し、天理大学馬術部で始まった取り組みに深く関わるなど、不登校や発達障害の児童へのプログラムを支援。馬を通じた人だすけの方法を探っています。
著者は、角居氏の数々の活動を追いながら「馬や動物たちとの付き合い方は、人間同士の関係にも反映してくるだろう」「馬との付き合い方を見直すことは、人の世界のありかたを変えていくきっかけにもなるはずだ」と問題提起し、競走馬を取り巻く社会を通して、現代のありようを考えます。
本書の刊行は、能登半島地震の影響で、当初の予定から遅れて4月1日となりました。本書が、少しでも被災地へ目を向けるきっかけともなればと願っています。
なお、道友社は角居氏の活動を支援するべく、本書の売上の一部を角居氏が代表を務める「サンクスホースプラットフォーム」へ寄付いたします。

本書は読書会の定期配本で、3月22日に発送いたします。

 

道友社書籍販売係
電話番号:0743-62-5388

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