内統領メッセージ   全教の心を一つにおつとめを

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内統領メッセージ 全教の心を一つにおつとめを

03月22日号

新型コロナウイルスの感染拡大が、世界的流行という局面に至ってしまいました。現在、さらなる感染拡大を防止するために、換気の悪い密閉空間に人が密集する状況をつくらないことなど、各業界や諸団体に強く求められています。

こうしたなか、先ごろ行政から教会本部に対して、3月26日の本部月次祭へ国内外から大勢の参拝者が集中することに不安を抱く声が寄せられているとして、一定の制限を設けるなどの自粛要請がありました。

もとより、おつとめは、よろづたすけを願い、ご守護を頂戴するための「たすけのもとだて」であり、ようぼく・信者がおぢばへ帰って参拝し共々に祈念することは、制限されるべきではありません。しかしながら、ただいまの国を挙げての感染拡大防止の取り組みに対する社会的責任の大きさと、人々の不安や動揺の広がりなどを熟慮したうえで、やむなく、3月月次祭および春季霊祭への参拝をお控えいただくことにいたしました。

教内の皆様におかれましては、どうかご理解くださいますようお願いいたします。

明治32年、日本で初めてペストが発生した折、行政から、感染予防のために本部秋季大祭の延期を求められたことがありました。そのとき伺ったおさしづでは、祭典の延期をお許しくださる一方で、皆の真実の心を受け取るとのお言葉に続いて、たとえ形のうえでは立派に勤めても、皆の心がばらばらであってはならないと、お仕込みいただいています。

この未曽有の大節を乗り越えるご守護を頂くには、全教の心を一つにし、親神様の思召にかなう「たすけ一条」に専心することが大切であります。

社会の混乱や人々の動揺に流されることなく、一人ひとりがぢばに心を寄せ、国々所々においておつとめを勤めて、世界の治まりを一心に祈念するとともに、周囲にも心を配り、身近なおたすけを心がけて、をやの思召にかなう日々を通らせていただきましょう。

立教183年3月18日
内統領 宮森与一郎

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