おやのことば・おやのこころ よろづよ八首

コロナウイルス関連記事


おやのことば・おやのこころ よろづよ八首

07月05日号

このもとをくはしくきいたことならバ いかなものでもこいしなる

6月下旬、関東在住のTさんが半年ぶりにおぢばへ帰り、中席を運びました。Tさんは昨年、縁あって私たち家族と知り合い、その後、2席まで別席を運んでいました。

この半年間、Tさんはさまざまな事情を見せられ、苦悩の日々を送っていました。時折、メールでやりとりする中で、別席や三日講習会を勧めましたが、仕事の都合で叶わず、そこに新型コロナウイルスの影響で県外への移動自粛要請が出され、おぢばへ帰ることができなくなりました。

そんななか、県をまたぐ移動が可能となり、Tさんは満を持しておぢば帰りを果たしたのです。

別席を前に、かんろだいの前でおつとめを勤め終えると、Tさんは「やっと、おぢばに帰れました。ずっとおぢばが恋しくて、帰りたくて。ここに来ると、いつも心がスーッと落ち着くんです」と喜びを語っていました。

「このもとをくはしくきいたことならバ いかなものでもこいしなる」

おぢばは、親神様が人間を創めかけられた元の場所であり、その元なる親がおわす全人類のふるさとです。ゆえに、その元を知ったならば、どんな人でもこの場所が恋しく、ここに帰りたいと思えるはずと、教えられているのでしょう。Tさん同様に、コロナ禍でおぢばへ帰りたくても帰れないという世界中の教友の思いを、少しでも背負いながら日参させていただきます。

別席を終えたTさんの晴れやかな笑顔が、実に印象的でした。(あ)

この記事の関連記事

  • 読者モニターの声
  • 天理時報閲覧サービス
  • 天理いきいき通信
  • 心晴れ晴れプログラム
  • 天理さくらウォーク~おやさと桜マップ~

ソーシャルメディア