「みかぐらうた」六下り目
六ッ むしやうやたらにねがひでる うけとるすぢもせんすぢや
先日、父から電話があり、「おふでさき」十四号22のおうたの前後を読んで、その内容について子供に話すようにとのことでした。
そこには、どのようなことも親神様がお見せになるのであり、身体に現れるのも病ではなく、手入れであるとお示しになっています。コレラの流行は親神様の残念を知らすものであって、これから心をしっかり入れ替え、陽気づくめの心になってほしいと仰せになっています。
こうしたおうたを元に考えると、新型コロナウイルスの感染拡大も、深い思惑からお見せになっているのでしょう。私たちは早期の終息を願うのですが、ただ願うだけでなく、親神様の思召を思案し、心を入れ替えることが大切だと感じました。
「六ッ むしやうやたらにねがひでる うけとるすぢもせんすぢや」
人間は、むやみやたらにたすけを願い出るが、親神様は願う人の心に応じて、千筋にお受け取りになるとお教えくださっています。
親神様は日々、私たちの心や行動をご覧になっていて、その心通りにご守護くださるとお聞かせいただきます。私たちの願いが叶うかどうかは、私たちの心次第なのでしょう。
難しい局面に立たされたときこそ、自身の心づかいや生き方が教えに沿っているかどうかを顧みる必要があるように思うのです。一層教えに沿って陽気づくめの心で生きられるように、原典やひながたを拠り所に心を定め直し、着実な歩みを進めつつ、たすけの守護を祈念したいと思います。(松)