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現代を問う

〝大切な人〟を亡くした深い悲しみに寄り添う 山本佳世子・天理医療大学助教

(2018年09月02日号)

直近の(北海道胆振東地震)では、今回もまた大勢の犠牲者が出ました。いつの場合でも感じることですが、被災された方々の近親者の深い悲しみが、テレビの画面を通して伝わってきます。視聴している私達より数倍も悲哀を感じていらっしゃる方ばかりだと思います。死生学を専門に、グリーフケアなどを研究しておられる、天理医療大学助教の山本佳世子氏とのインタビューでは、このように宗教者としての接し方が話されております。グリーフケアには、「本気の思いが大切です。強い信仰心で当事者と継続的に関わっていける信仰者は適任者」だと断じておられます。まさにからだも心も寄り添うことが肝心であると話されております。的確な表現だと思います。(80代男性)

普段でも、人の話を聞かして貰うのは、難しいモノです。誰かによって、要件によって、自分の都合によって、ちゃんと聞こうとしない処が私にあります。ましてや、明らかに悲しみの淵にあって、その時、自分が居合わせた時、「そんな、相槌でいいの?」とか、「見える筈もない、今の表情大丈夫だろうか?」が、急に心配になって、居心地悪くなってしまいます。そんな私の光明として、この欄があって明確に示して貰いました。(50代男性)

グリーフケアの方に寄り添う、教友を教えて貰いました。祈る事の大切さも確認致しました。(50代女性)

私自身、配偶者と娘の出直しを経験しております。2人とも病気で、見送るまでの心の準備が出来ましたが、災害や事故などで一瞬で別れが来られた方の悲しみははかりしれません。記事を読んだ時も、こうして感想を書いてる時も涙があふれます。少しでも寄り添いができることがないかと、心苦しいです。(60代女性)

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