連載記事
失敗を認めて〝逃げる〟
(2019年11月17日号)
失敗を認めて逃げる勇気というのは、なかなかできないことではと思った。しかし、とりあえずできるだけ多く試して、うまくいったものだけを残し、結果を見て修正するというのは大切なことだと思った。逃げることを否定せず、新しい夢を見いだすのは素晴らしいことだと思う。(60代女性)
このエッセーを読んで、登山が趣味だった父から聞いた話を思い出した。もちろん登頂を目指して山を登るが、危険だと感じたら引き返す勇気が必要だと。自分自身で「ここまで」と一線を引く勇気が大切なのだと思う。(40代女性)
「仕事や教育の現場でも〝逃げること〟をしっかりと教えなくてはいけないと考えています」という部分にとても共感しました。私自身、ある方から頂いた「だめだったら、また頑張ればいい」という言葉に、それまでの自分の価値観を良い意味で覆され、とても励みになった経験があります。失敗したこと自体は受け止めて、また前を向いて歩き出せたら、それはもう「成功」だと思います。(50代女性)
自分自身のいま置かれている立場での生きにくさは、この「逃げる」ができないことに起因しているなと、エッセーを読みながら思った。「こうあるべき」という思いを捨てて、常に新しいことを吸収していきたいものだと考えさせられた。(50代男性)