「天理時報」読者モニター アンケート

日本史コンシェルジュ(白駒妃登美)

薩摩魂を胸に旅立った男

(2018年09月16日号)

今年の大河ドラマでは描かれていない薩摩の一面に興味を覚えた(60代男性)

毎回、楽しみにエッセーを読んでいる。今回も私の知っている知識の中にはない名前の人が出てきていた。けれど、アメリカのレーガン大統領が知っている日本人を日本人の私が知らないなんて、と思ってしまいました。こういう方は世界中を探したら、たくさんいるのかもしれないなあと感じました。(40代女性)

鹿児島出身なので単純に天理時報の紙面に「薩摩魂」という言葉があるのがうれしい。しかし、鹿児島出身でありながら長沢鼎のことを知ったのはつい最近。私自身も若い頃に留学した経験があるので外国で暮らす苦労はある程度理解できるつもりだが、今とは比べものにならないたくさんの苦労をされた先人たちの経験があって今の時代の自分たちがあるのだということは忘れずにいたいと思う。(40代女性)

江戸時代にもう世界に旅立って日本人として大成功をした人がいたなんておどろきでした、さらにこの話が長い年月たってから伝えられたこともおどろきでした。(60代男性)

幕末における薩摩藩の若者のことはあまり知らなかった。しかし今回この記事を読んで、改めて日本の国が独立を守るために努力した、当時の人達のお陰であると思わされた。特に最年少の長沢鼎という若い侍の活躍が日米の両国に多くのものをもたらしたのには驚きでした。(70代男性)

薩英戦争後、幕府の海外渡航禁止中に薩摩が西洋文明の必要性を痛感し、有望な若者19人を英国留学させた中に、最年少13歳の長沢鼎がその後、米国に渡り、カルフォルニアでブドウを作り「ブトウ王」に成ったという話は知りませんでした。明治維新前後に世界に旅立ち、異国で人々に感謝・貢献された先人を知り得て得をしたように思います。(60代男性)

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