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視点

「恩返し」考

(2018年10月07日号)

「スーパーボランティア」の報道では敬服しましたが、既に本教では「かしもの・かりもの」の基本的な教えをご教示頂いており、自分に出来るご恩報じ実践の希薄さを反省しました。(60代男性)

恩返しと、互い立て合い助け合いが同義語と感じたことはなかったが、触れ合い、共に行動する過程には助け合いの姿が見られ、恩返しが基本となっていると考えれば納得する。個人的には叔父叔母にさんざん世話になっているので甥の面倒を見た。恩送りができたのではないかと考える。(70代女性)

この稿で私の注目したのは、恩返しに「感謝」というポジティブな面と、負い目や借りといった「心理的負債」の2つの面が考えられる。という記述があり、特に心理的負債は幼児期から蓄積されていくという指摘です。確かに言われるようなことだろうと思われますが、次の[社会間接互恵性」という理論でその恩返しが行われていくという指摘はなるほどと納得させられます。いずれにしても教理的な観点からすれば親神様への恩返しに尽きるということでしょう。(80代男性)

今、私は両親と車で約1時間の場所に住んでいる。年を重ねた両親の事が心配になってきている。だから、私は今を大切にしようと考えている。私が近所の方にしっかり恩返ししたり、また手配りやゴミひろいをしたりする事がまわりまわって私の両親を守ってくれることにつながると考えている。毎週土曜日には実家に帰るようにしており、その時に近所の方に親切にしていただいたり、仲良くしている様子を聞くのは 安心で幸せだ。今回の視点の中の「恩送り」になるのかなと思った。年を重ねるほどに感じる。恩は忘れてはいけない。そして感謝の気持ちを伝えよう。(40代女性)

「スーパーボランティア」と呼ばれる尾畠春夫さんの「恩返しの考え方と行動」がいかに素晴らしいかは議論の余地がない。しかし尾畠さんは世間の評価を求めることはせず、若くして死別したお母さんに喜んで欲しいと思っている。「骨が折れるくらい抱きしめてもらいたい」ということばに私は感動した。(70代男性)

別の誰かに親切にする「恩送り」。自身、阪神淡路大震災に遭い、色々とあったが、その分、自分には面識や関係ない方に対しても、身内のように少しでも分かり合えるようになればと思う。(50代女性)

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