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納得の説得(島田久仁彦)

壁を崩し〝協調の世界〟へ

(2018年12月16日号)

島田さんのおっしゃる通り、今は自国中心主義、自分中心主義の世の中に進んでいる。スマホはその象徴である。足の不自由な方が歩いているかもしれない。すぐ近くで具合の悪い方が座りこんでいるかもしれない。でも、スマホしか見ていなければ周囲の異変に気付かない。思いやる事ができないのだ。スマホの話だけでは済まない。公共の場で心遣いができないということは 相手の心を察知する能力が退化することではないだろうか。個々の問題は、いずれ集団の問題になる。このエッセイを読んで、日頃思っていることが危機感に変わった。(40代女性)

どんな大きな国際問題でも、結局その核心は私たちの日常の心遣いの中にあるものと大差ないのだということを改めて実感した。大統領であれ「私」であれ、持たなければならない心持ちは同じであるという認識は、大きな国際問題を身近に感じさせてくれ、また今までと違った目線で世界の事情を見ることができそうだ。(40代女性)

アメリカ、中国、韓国、イギリス、日本もしかり、何か心が荒んでいる世界、社会が見えます。世界が寄り添って「隣人と協力し合って平和を目指す社会」より、自国のファーストを大事にする「自国中心主義」が増えたような気がします。(70代女性)

このエッセイは、現代の世界世相をあらわして秀逸の内容だと思います。まさに筆者の指摘する危機が迫っていると実感しています。何とかしなくてはならない問題です。人類の英知を集めて対処しなくてはならないと思います。(80代男性)

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