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納得の説得(島田久仁彦)

過ちを素直に認める

(2019年03月31日号)

最近、過ちを認めることができず、不毛な時間を過ごしてしまい、反省する機会があった。過ちを素直に認めることは、お互いにとっての切り替えであり、自ら良い流れを作ることができるのだと再認識させていただいた。(40代男性)

ごめんなさい。この言葉はなかなかハードルが高いが、こんな楽になる手段はない。このひと言で、明るい未来へと物事は進んでゆく。(40代女性)

耳の痛い話ですが、本当にこれは大事なことだと思います。ありがとうと言えても、ごめんなさいが言えないようでは困ります。記事から、周囲の働きかけと納得の説得が大事だと理解しました。(40代女性)

身近なところでは夫婦げんかも「自分の非は棚に上げ、相手の非だけを責める」結果のようです。国家間の争いもその延長線上にあるのでしょうか。(70代男性)

筆者の指摘する通り、「言うのは簡単ですが、実際には諸々の心理が邪魔してしまい、なかなか難しいものです」。よく譲り合いの精神という言葉を言ったり、聞いたりします。しかし実際は相手に対する敬意を忘れ、ただ事実のみに固執してやり込めようとする。紛争や争いの元凶はこんなところにある。(80代男性)

このエッセーを読んで、世界の人たちがみんな意地を張らずに素直になれたら、戦争や国同士の経済制裁のようなものがなくなると感じた。早く世界が陽気ぐらしの世になるように、毎日おつとめで親神様にお願いしたいと思う。(40代女性)

過ちを認めて謝る。若いときはなかなかできませんでした。頭では分かっていても「ごめんなさい」がなかなか言えませんでした。年を重ねて、老い先短くなったからこそ、何でも素直に謝れます。一方が謝ると、スムーズに事が運びます。(70代女性)

上手くいかないときは、休憩を挟み、悪い流れを物理的に断ち切る。これは仕事だけでなく、人との交流でも少し間をおくと余裕ができ、冷静になり、上手に付き合えると思う。(50代女性)

想いを言葉にする

(2019年02月17日号)

「自分の思いや願いは、言葉に出さないと相手に伝わらない」が、「相手に指摘を与えるような場合には、伝え方を工夫しないといけない」という。我々が相手のたすかりを願って伝える言葉(お諭し)にも言えることではないだろうか。あくまで「神様の思い」を言葉にして取り次ぐ立場であるということを忘れてはいけない。(70代男性)

生きていくうえで周囲とコミュニケーションを取ることは避けて通れないことなので、失敗を恐れずに、しかし謙虚な気持ちで接していくことの大切さを改めて考える機会となった。(40代女性)

想いを言葉にするのは、いつになっても難しいものだと感じる。思ったことをストレートにぶつけることができる人を羨ましく思うことがよくあるが、「ひと呼吸置いたコミュニケーション」の大切さを再確認できたことで、安心と自信につながった。(40代男性)

壁を崩し〝協調の世界〟へ

(2018年12月16日号)

島田さんのおっしゃる通り、今は自国中心主義、自分中心主義の世の中に進んでいる。スマホはその象徴である。足の不自由な方が歩いているかもしれない。すぐ近くで具合の悪い方が座りこんでいるかもしれない。でも、スマホしか見ていなければ周囲の異変に気付かない。思いやる事ができないのだ。スマホの話だけでは済まない。公共の場で心遣いができないということは 相手の心を察知する能力が退化することではないだろうか。個々の問題は、いずれ集団の問題になる。このエッセイを読んで、日頃思っていることが危機感に変わった。(40代女性)

どんな大きな国際問題でも、結局その核心は私たちの日常の心遣いの中にあるものと大差ないのだということを改めて実感した。大統領であれ「私」であれ、持たなければならない心持ちは同じであるという認識は、大きな国際問題を身近に感じさせてくれ、また今までと違った目線で世界の事情を見ることができそうだ。(40代女性)

アメリカ、中国、韓国、イギリス、日本もしかり、何か心が荒んでいる世界、社会が見えます。世界が寄り添って「隣人と協力し合って平和を目指す社会」より、自国のファーストを大事にする「自国中心主義」が増えたような気がします。(70代女性)

このエッセイは、現代の世界世相をあらわして秀逸の内容だと思います。まさに筆者の指摘する危機が迫っていると実感しています。何とかしなくてはならない問題です。人類の英知を集めて対処しなくてはならないと思います。(80代男性)

〝希望の種〟を蒔く

(2018年11月04日号)

世の中の不条理に苦しむ人たちは多く、希望の種を蒔く~陽気暮らしに導く~ことの大切さ、難しさを日々実感しています。(70代男性)

説得というよりも、お諭しという本教独自の教えがぴったりとくると思う。長々と書かれてなく、いつも読みやすい。(40代女性)

「目の前で起こることの一つひとつは小さなことかもしれませんが、それぞれ立派な希望の種でもあるのです」との言葉が強く印象に残った。日々、小さなことにも喜びを見つけ、感謝し、言葉に表す。その小さな行いの毎日の積み重ねが、子供たちの心の中に希望の種を蒔くことにつながるのだと感じた。(40代女性)

島田氏は紛争などの厳しい状況のなか「一人でも多く救いたい」と願い、またエッセーや講演に対する手応えを“希望の種”と前向きに捉えている。私たちようぼくも、すぐに結果を求めず、ひのきしんやにをいがけを通して、小さくとも一つでも多く“希望の種”を蒔きたいと思う。(70代男性)

「小さな目の前のことに喜びを見いだす」。なかなか上手くいかないことが多い最近ではあるが、毎日必ず何か小さな喜びがあるはず。そんな喜びに気づける心のゆとりを持とうと思える記事でした。(40代男性)

エゴばかり押し出さず、自分も相手も大切にする話し方をすることが、人間関係をうまく築いていく方法の一つであるということ、良かったと思う。(50代女性)

「不条理に傷つく人たちを一人でも多く救いたい」「一人でも多くの子供たちが、笑顔で暮らせる世界にしたい」。どれほど生きづらい世界であっても、私たちは生きていかねばなりません。島田先生も言っておられますように、一番大事な命、その命は誰も奪うことはできません。「前を向いて歩く」。未来を見据え、日々健康に、誰にも「迷惑をかけない」これが私の一番の希望です。(70代女性)

現場の声を聴く

(2018年09月30日号)

災害や戦争のニュースを見ても、その時は大変だ、かわいそうと思っても、現実は自分は戦争のない幸せな環境に暮らさせてもらっているなと感じています。思うばっかりで、何も行動はできていない自分に反省です。せめて毎日のおつとめで世界が平和になるようお願いさせていただきたいと思います。(40代女性)

相手と同じ視点で物事を見る、知ろうとすることが現場の声を聞くことになると、どの世界でもこれがとても大切なことだと思います。(50代女性)

現場体験がなければ実情が解らないのは確か。まずは現場のニーズ、ご苦労をしつかり見る、何時も目線は低く現場感覚忘れずです。(70代男性)

話題から逸れるかもしれないが、現場主義の会社で育ち、現場で働くからこそ現状を報告・連絡・相談し、対話や根回しといったいわゆるホウレンソウタイダネといった教育を新人教育から受けた。現状の理解なくして、改善もあり得ず、久しぶりに現場の声を聴くというテーマを見て、懐かしさを覚えた。とりわけ殿様などと言われる上層部が足元を見ず、理想論ばかりを語ることが増え、中間層、新人層などが仕事は勿論会話などでも難儀しているとあるテレビでも報じられていた。諸説あるとはいえ、現場を踏み、管理する立場へなった者であればあるほど言動にも重みが増し、先輩や同僚、部下の立場にいる者等への気遣いや、お互いの悩みを打ち明けられるとの教えが、今もなお自分の中で根付いている。(40代女性)

この欄に〝窮状を訴える方自体、実感してもいないのに…。〟と、ありました。私もいろんな媒体で、声をあげている方を見聞きしていますが…、資料や話の流れは整えられているのに、何か真ん中が抜けているのかなぁ?とぼんやりと直感的に思う事あります。(勘違いも、沢山あると思いますが)そういう事を考え合わせて、改めて読まして貰い、私自身の姿勢を正す内容になりました。(50代男性)

相手に勝たせて〝勝つ〟

(2018年08月12日号)

筆者である島田氏は、まず「負けを作らない交渉」を心がけていらっしゃる。相手に「勝ったと思わせる」交渉を師であるセルジオ・デメロ氏に教わったと、目的をはっきりさせて論じておられます。相手に勝ったと思わせて、実際は自分が優位に立った交渉であった。要するに、創造的な合意に導く、これこそが究極の納得の形だと考えていらしゃる、これは我々求道者にも深い示唆を与える指摘だと思う次第です。(80代男性)

・交渉について。これは、普段の人間関係においても上手く相手と合わせていく上で、なおかつ自分の意見も伝えることが出来るよう。(50代女性)

・負けるが勝ちの真意は老いてからようやくわかつてきたようにおもいます。まずホコリをためないで日々感謝、陽気暮らしにつとめます。(70代男性)

過去の〝成功例〟に頼らない

(2018年07月08日号)

変えるべき部分と変えてはいけない部分の難しさに今直面している。常にリセットするぐらいの冷静さ、新たなことにチャレンジする勇気の大切さを再認識しました。(40代男性)

どうしても過去の成功例に頼りがちですが、全く違った視点からの文書で目からうろこでした。島田様の場合、まさしくダイバシティーの真っただ中ですから、国内の話からはもっと先の話だとは思いますが、将来はこのような観点が必要だと思料いたしました。(50代男性)

歳を重ねるとついつい今までの成功体験にとらわれてしまい若い人らに嫌われます。島田先生のエッセイ、目から鱗です。(70代男性)

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